ビジョン・事業計画

①現状の課題

・・・課題を抱えた不動産の放置が解消されず、増え続けていること

【a.プライバシー・秘密主義】

土地の課題や放置の理由は、個人的なプライバシーとして、秘密が守られてしまう。

【b.セキュリティ・閉鎖主義】

課題を抱える土地を閉鎖しているため、外部からの干渉を受けず、放置が継続してしまう。

【c.リミテーション・限定主義】

課題解決を、既存の方法に限定するため、解決できないと諦めて放置してしまう。

②目指すべき社会

・・・所有者の思いを開示することで、課題を抱えた不動産の放置を解消する社会

【a.思いを共有する社会】

土地に対する所有者の思いを発信することにより、共感した市民が課題解決に関心を持つようになる。

【b.互いを受入れる社会】

土地を開放し来訪者を受入れることで、実情を正しく理解し解決に向けた協力を得られるようになる。

【c.新たな解決を競う社会】

所有者の協力者が集まって挑むのは、開示された課題なので、その解決策も開示され競い合うようになる。

③社会の利点

・・・所有者の意思による課題解消がもたらす波及効果

【a.課題解決法の多様化】

これまで無関係だった新たな市民が課題を知ることで、新たな解決策の可能性が広がる。

【b.孤立の解消】

課題の開示をきっかけに土地を開き、来訪者を受入れることで、孤立状態を解消できるようになる。

【c.地域の独自性向上】

土地が抱える課題に対し新たな解決が実現すると、それは独自の特徴となり、地域の魅力向上に寄与する。

④社会に必要な変化

・・・実現に必要な意識改革

【a.放置課題を社会課題に】

所有者が、どちらかと言えば恥ずべき情報を自発的に発信するようになるためには、「個人が手に負えない課題は、放置せず社会に問いかけるべき課題である」との意識変革が必要だ。

【b.民館交流施設の普及】

これまで閉じていた土地や建物を開放し、訪問者を受入れられるようになるには、個人所有の住宅や施設を開放した「民間交流施設」を普及させ、市民は公共の場でなく自分たちの土地で交流すべきという意識改革が必要だ。

【c.孤立所有者の減少】

所有者の協力者とは、当事者として課題解決に挑む「所有者チームのメンバー」のことであり、「所有者から頼まれた助っ人」ではなく、「頼りない所有者に代わる真の所有者」という意識変革が必要だ。

⑤変化に必要な事業

…放置されている不動産を掘り起こし、その解決に挑む市民のチャレンジをサポートします

【a.情報収集・公開・表彰(ネットワーク事業)】

ソーシャル不動産に関わる全国の土地資源と利活用関係者をつなぐ事業。

  • ソーシャル不動産情報   情報収集、調査・研究、認定・登録とweb発信。
  • プロジェクト協議会の運営 全国協議会、地区協議会
  • 開示情報の評価表彰    開示された所有者の思い、利活用好事例の人気投票・表彰

【b.交流促進施設の育成(コミュニティ事業)】

地域の民間交流施設を利用した、市民と土地資源をつなぐ事業

  • 交流の促進(施設開放、イベント開催、利用促進)。
  • 施設の経営(賃貸・レンタル、施設整備、保全)。
  • 新たな交流促進施設の育成。

【c.所有者市民の育成啓発(オーナーシップ事業)】

土地資源の所有者として土地資源の利活用に取り組む事業。

  • コンサルティング 啓発セミナーや相談会の開催
  • マッチング    所有者と、協力者・代理者・継承者などのマッチング
  • デベロップメント 所有者としての事業構築に関する指導

⑥今年度の事業

本事業で実施予定の個々の具体的な活動・事業期間を概ね3つの期間に分け、プロジェクト遂行する。

第1期 準備期間 2017/6月~8月

【情報収集・広報事業】

当事業の構築に必要な情報収集と調査分類、主にweb検索で実施する。調査対象:土地所有者を巻き込んで土地活用に取り組む事業、事業者、関連団体及びと、全国の自治体担当窓口。着手時点での構想を事業パンフレットに編纂し、10/29のイベント告知と合わせて基礎調査でリストアップした送付先に郵送する。なお、イベントの告知広告には、イベント情報の他、放置不動産や、自由に使える土地が無くて困っている団体などからの情報提供の呼び掛けを盛り込み、都心部での折り込み広告を実施する。

 

第2期 イベントに向けての活動期間 2017/9-10月

【プロジェクト協議会】

関連する各分野の識者を募り、プロジェクトの内容、進行、ネットワーク構築などに関する助言・協力を仰ぐ。

【訪問取材・啓発事業】

基礎調査でリストアップした有力事例(関東圏内5件、全国5件、計10件程度)を訪問し、現地調査、関係者ヒヤリング、セミナー・相談会などを実施しソーシャル不動産フェアへの出展を要請する。

【ソーシャル不動産フェア】

2017/10/29・東京・世田谷のIID世田谷ものづくり学校にて、交流イベントを開催。内容は、当事業および全国の関連事業に関する展示・解説、シンポジウムや公開相談会、交流パーティなどで、当日の様子は事業説明用に映像化する。

 

第3期 次年度に向けての助走期間 2017/11-12月

【a.ネットワーク企画】

ネットワーク事業における情報管理の仕組み(DB構築)および、可変型のweb構築に向け基本設計を行う。

【b.コミュニティ企画】

次年度の本格稼働に向け、事業戦略をまとめ、ソーシャル不動産に設置するガイドブックに編纂する。

【c.訪問・啓発事業】

告知活動やイベントなどを通じて問い合わせをいただいた先を訪問し、セミナー・相談会を開催する