土地資源の再定義

協会HPには、 【ランドリソース】とは、土地資源を意味する造語です。 土地や建物を「当事業の対象」として指し示すとともに、土地の利用・整備・保全に取り組む際に単位となる「一団の土地」を表します。 とあるが、これは具体的な記載とは言えない。 そこでまず「土地資源」を再定義したいと思う。

土地を資源化する4要件

1.開放不動産

一般の不動産では、未利用部分を閉鎖して不特定の人々の立ち入りを認めない。その主な理由としては、開放していると第3者に占有されたり毀損される恐れがあるからだ。上記を解消するためには新たな手間や負担が生じるため、結局未利用部分は放置され、増加している。

これに対し「開放不動産」とは、未利用の場所にも可能な限り不特定の人を受け入れるために、手間や工夫を厭わない運営が行われる不動産のこと。「住み開き」や「家を開く」などの取り組みが該当する。(モクレン館、羽咋PJTなど)

2.公開不動産

一般の不動産では、利用に関する情報は業者による広告として公開されているにすぎない。その主な理由としては、所有者の多くが自ら事業に取り組んでおらず、不動産活用の「賃貸と売買」に限定して業者に委託するからだ。しかし、所有者の希望や事情はもっと多様で複雑なため、「賃貸や売買」で解決するとは限らない。

これに対し「公開不動産」とは、所有者が自らの希望や事情を開示して利用者や事業協力者を募ること。

3.非営利不動産

一般の不動産では、不動産から得られる収益は所有者に帰属する。

4.非買不動産

当協会の取組

1.不動産公開のサポート

  • (ア)  不動産に関する情報管理
  • (イ)  不動産所有者の夢

2.不動産開放のサポート

  • (ア)  コミュニティ運営
  • (イ)  管理者育成

3.公益不動産の運営 非営利経営

  • (ア)  利用促進              未利用不動産の開放
  • (イ)  整備促進
  • (ウ)  保全促進

4.不動産保有法人の設立