地主クラブとは、土地の所有権を活用できずにいる地主が仲間を募り、所有権を分かち合う取り組みのこと。
笑恵館クラブや名栗の森オーナーシップクラブは、いずれもこのコンセプトに基づいている。
しかし、ここで言う「分かち合う」とは共同所有のことであり、シェアリングとは意味が違う。 “シェアと共有” の続きを読む

市[民]誰もが地[主]になる、新しい民主主義の実現を目指す、日本土地資源協会のページ
地主クラブとは、土地の所有権を活用できずにいる地主が仲間を募り、所有権を分かち合う取り組みのこと。
笑恵館クラブや名栗の森オーナーシップクラブは、いずれもこのコンセプトに基づいている。
しかし、ここで言う「分かち合う」とは共同所有のことであり、シェアリングとは意味が違う。 “シェアと共有” の続きを読む
アメリカの合衆国議会について、ウィキペディアにこう書いてある。
上院の定数は100議席であり、米国各州から2人の上院議員が6年の任期で一般投票によって選ばれる。2年ごとに3分の1の議員が改選される。議席配分が州の人口や面積などに関係なく各州一律2名となっているのは、建国当初に人口の多い州と少ない州で対立する利害を調整するためにコネチカット州の提案により生み出された策であり、「大妥協」(Great Compromise) と呼ばれている。 “地域を作ろう” の続きを読む
主従関係とは支配関係のことで、主客関係とは取引関係のこと。
つまり会社で言えば、主従は社長と社員で、主客は社長と顧客の関係となる。
あえてこの上下関係をまとめると「社員<社長<顧客」となるのだが、これが日本社会に様々な勘違いをもたらしている。 “主従と主客” の続きを読む
地主の学校の執筆に苦戦している。
はじめは僕自身の取り組みを紹介するためくらいの軽い気持ちで取り掛かったのだが、書き進むにつれて考えさせられる課題とぶつかり、その答えを見つけて書き加えているうちに、当初思っていたものとは少し違うものになってしまった。 “財産と権利” の続きを読む
地主の学校を予定通り8月中に書き終えた。書き終えたと言っても、最後のページまでひとまず書いたというだけで、読み直すと直したいところだらけだが、それでも〆切を守ってとりあえずやり遂げた。そして、引き続き内容を整理し、判りやすく面白くすることや、出版社を探して売り出すことなどやるべきことはたくさんあるが、 “小さな国のお留守番” の続きを読む
以前、「会社と社会」について話したことがあると思うが、僕はそれを「カンパニーとカントリー」に言い換えたい。そもそも「会社と社会」とは、家族から進化してできたもの。人間は、家族という組織を作ることで生きてきた動物だが、さらに成功を目指し欲望を満たすために会社を作り、失敗に備え生き延びるために社会を作った。だが、今の日本では会社だけが頑張っていて、社会はちっとも失敗に対処しないし、 “カンパニーとカントリー” の続きを読む
「殆どの人間は実のところ自由など求めてはいない。何故なら自由には責任が伴うからである。みんな責任を負うことを恐れているのだ」と言ったのはフロイトだそうだ。土地所有者が空き家を放置するのは、所有権があれば何でも自由にできるのに、それを怠る所有者が引き起こす問題だと思っていたが、 “王の果たすべき責任” の続きを読む
僕は今、毎月5万円の小遣いをもらっているが、ほとんど5万円の貯金をしている。スーパーカブというバイクに乗っていて、これがリッターあたり60キロぐらい走るので、自宅から笑恵館までの往復が電車だと900円位かかるところ、カブだと100円程度で済む。笑恵館には週3日通っているので、電車に乗ったと思えば毎週2400円、月に1万円位が浮いてくる。今の僕は、このお金で暮らしているので、さっきの貯金ができてしまう。いきなりお金の話をしたが、僕は暮らしが充実すればするほどお金がかからなくなってくる。なぜだろうと思い、今日はちょっと考えてみることにした。 “依存とサービス” の続きを読む
脱地主革命とは、明治維新における地租改革や町村大合併など地主の社会的役割を行政に移行し、その後の土地売買の促進などにより、土地を所有する市民から「地主の自覚」を消去したプロセスのことを指す僕の造語だ。江戸時代までの封建社会において、実質的に地域社会と経済の運営を担ってきた地主の抹殺を、「 “最高の最低” の続きを読む
所有について考える日々の中で、一つの疑問に出会い、歩みが止まっている。今日はこのブログを書くことで、この迷路から脱出したい。所有とは「AがBを所持する」とか、「AがBを制御する」など、AとBの非対称な関係を指す言葉だ。空間的には「AがBを含んでいる」ときにAがBを所有しているイメージだ。これを日本語では「AのB」と表現する。たとえば、「日本の東京」と言えば「日本国の中の東京都」であり、 “賃貸と共有” の続きを読む